多くのファンに惜しまれつつも、2002年3月10日 日曜日の武道館ライブを以って 7年間に及ぶ活動に幕を閉じた
SIAM SHADE。 私はこのバンドが大好きでした。解散した今でも気持ちに変わりはありません。 私にとって大事な存在のアーティストです。
何と言っても、サウンドの素晴らしいこと! シングルカットされている曲をTVでチラッと見聴きしていたときには、 いい曲だなとか、ヴォーカリストはパンチがあるな、
と思ったものの、彼らの本来の素晴らしさをまだまだよくわかっていませんでした。 本格的にハマったのは、アルバムを聴いてから。 どんな感じか聴いてみようかな〜と軽い気持ちで聴き始めたんですが、聴き始めて数秒で鳥肌が立ちました。
「何なのっ!これっっっ!」・・・シングル曲からは想像の出来なかったハードな曲のオンパレードだったのです。
1番驚いたのは、 アルバムに Instrumental の曲を収録していて、
尚且つ 変拍子 を多用していること! 今時の日本にこんなバンドがいたのか!
と感動してしまいました。 彼らの影響で、自分の中に眠っていたRock好きの血が目覚めてしまった…(^^ゞ そして、フュージョン好きの私にとって変拍子はツボ。
ドンドンと彼らの音楽に傾倒していきました。 そして、SIAM
SHADE の良さは何と言っても LIVE!
CDにインストの曲を入れるところからも彼らの自信が窺えますが、歌唱力・演奏力・表現力、 共に素晴らしい。 ライブ会場に足を運んでみて、それが確信に変わりました。
彼らはまさにライブバンド。 LIVEで本来の力量が発揮されるんですね。 これで、見事にトドメを差されてしまいました。 特筆すべきは、ホームページやラジオ・雑誌のインタビュー記事から感じ取れる、彼らの温かい人柄。。。
ロックをやっている…というだけで取っ付き難い印象を与えがちですが、彼らは明るい好青年で、とても気さくなお兄ちゃん達なのです。音楽性と同時に人間性にも惹かれました。
彼らの書く詞は凝っていて面白いし、 「この曲のこの詞に励まされた!」 というファンも数多く
います。 悩みや愚痴を切々と訴え続けたり嘆き続けるのではなく、試行錯誤しながらもいつも前向きな姿勢でいる…そんな歌詞がファンの共感を呼んでいたのだと思います。 演奏技術や音楽性、歌唱力の素晴らしいことでも定評のあったSIAM
SHADE、音楽業界的にも人気があり、多くのインディーズバンドのアーティスト達にも影響、刺激を与える存在になっていたようです。 ファンであり、同時にライバルでもある、という言葉も度々耳にしました。
勿体無いな…とは思うんですけれども。 出来ることなら、おじいちゃんになるまで5人揃ってROCKを続けていてほしかったです。
トータルで惚れたアーティストは近年稀でした。 こうなった今でも、私にとって無くては成らない 唯一無二の存在です。 5人揃ってのライブを観ることはもう出来ませんが、記憶の中にいつまでも生き続けていくことになると思います。ハードでメロディアスなサウンドと共に。
今後はメンバーそれぞれの道を歩むことになりますが、それぞれの活動を私なりに支援していきたいと思っています。 もし
SIAM SHADE に興味を持って頂けたなら、ぜひぜひ アルバム
を お聴きになってみて下さいネ♪ Sony Music Online Japan
のサイト内でも曲の一部が試聴できますので、お時間のあるときにでも。。。 |